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2009年 12月 20日
読書会忘年会に参加する
今日は、OBIIで知り合ったKYさんに誘われて、読書会忘年会なるものに参加。

読書会、という形式の勉強会は最近出てきたみたいで、関西でも今年あたりからいくつか出てきた、という感じらしい。そして、その3つのコミュニティが合同の忘年会、という会でした。

読書会、といっても、本が決まっていて、それを輪読する、というのではなくて。
各自が自分の好きな本を持ってきて、それを紹介する、ということが、いろいろな流派はあるにしても、中心となる。

本好きにはたまらない。

ということもあって、2つ返事で参加。
で、持って行く本をどれにしようか、というところで悩む。
テーマは、今年の一番、ないし、今まで読んだ中での一番。

今まで読んだ中で一番といったら、やっぱり、ケン・ウィルバーかなあ、と思うが、実は、これと似た趣旨の会でそうしたら、ややしらけてしまったということがあって、もう少しさきに出すことにする。

後は、野中郁次郎の「知識創造の方法論」あるいは、小説で、いしいしんじ、ないし、イッセー尾形の人生コーチング。あるいは、暮らしの手帖の松浦さんの「今日もていねいに」

または、最近、というより、今週読んだ、「ご冗談でしょファインマンさん」
最後のにすれば良かったかな。

で、勉強会だし、最近は読んでないけど、大好きな野中さんかな、とか思って、それにする。

忘年会なので、飲み会。
30人も集まっている。読書会で30人とは、なかなかである。というより、すごい。
しかも、話を聞いていると、今回共催の3つのコミュニティは全部、今年誕生したらしい。

活動の拠点はmixiが中心らしい。

自分の好きな本について語りたい、という人は必ずいるはず。
だって自分がそうだから。そして、参加して思ったけど、本の紹介と交流会はとても相性がいい。
普通に異業種交流会をやれば、当然ながら、まずは名刺をみて、「お仕事は?」となるし、まずは当たり障りのない話から、ということになる。もちろん、今日もそういう話は何度もした。

でも、面白いのは、本を持って移動するので、まずは、「あなたの持ってきた本は?」となる。
本という、かっこうの、そして、本好きならいくらでも話せる話題が、そこにある。

マニアックな本でもいい。今回のように時間があるなら、全然、ウィルバーもありだった。
ユニークな本は、その人の興味を浮き彫りにする。

それで、たくさん、いろんな人と話した。

ディベートをやっている方のお話。
関西でのディベートの活動はちょっと元気がなくて、もっと若い人を呼んで、元気にしていきたい、それで、50近い方なのだけど、mixi経由で初参加で来たという。

とても、熱心な方でした。
初めての人にもとっつきやすいディベートのイベントをやって、若い人を取り込んでいきたい、ということ。
私もぜひ、行きたいと思った次第。しかも、京都、ということです。

本、の紹介でした。
いくつかのグループにわかれて、一人3分くらい説明。
私のグループはみんな小説で、いしいしんじにすれば良かったと少し後悔。

中島らもを持ってきた方は、
中島らもは、松田聖子が大好きな友人が「聖子ちゃんが見ている空と同じ空を見れるだけで嬉しいから。そのために上京する。」という話を聞いて感動して涙した、というエピソードに、「大人であっても、年齢でなく、純粋な人はいるんだ」と思い、また、その内容に共感したと。
その対象が、松田聖子、というところに違和感があるものの、「人が純粋であるかどうかは、年齢に関係ない」ということにはとても共感。

席が隣の隣だったロミーさんは、宮部みゆきの「火車」
宮部みゆきのミステリーは大好きな私は、ほぼ全部宮部みゆきのミステリーを読んでいるけど、内容はあんまり覚えていないと知った・・・

法律事務所で働くロミーさんのお話は新鮮でした。
宮部みゆきも法律事務所で働いていた、というのは初耳でした。

いろんな方がいて、ECサイトのコンサルをしている方は、社会学が好きで、宮台真司の本でした。
これはもう、最近、野口研のゼミで勉強してきていて、興味ありな私は話しがはずむ。
で、宮台の言う、主知主義と主意主義についての説明を聞いていて、ゼミで勉強してきた内容と全く同一で(まあ、あたりまえなのですが)、厳密に書かれている書物、あるいは学問というものが、共通言語を提供している、という意義を学んだのでした。

次の移動先では、まず、「歴史に興味ありますか?」ときかれて、どうも相手は「飛鳥時代」が好きだという。
まあ、ピンポイントですね。で、続く話を聞いていたら、大阪市立科学館はいいですよ、という話で。
180度転換してますから!

で、彼女はそこの「友の会」のメンバーであり、つい最近、科学館で開かれた実験ワークショップで、金箔をメッキする実験に参加して、楽しかったことを話し始めた。
それが楽しそうなこと!
科学館の隣の美術館には、何度か行ったことがありますが、今度は、科学館もいいなーと思ったのでした。

それにしても、研究者が聞いたら、喜ぶ話ですね。

そして、特許の翻訳を仕事にされている方と話す。
そういう仕事をしていると、どこの世界情勢がわかるという。
今は、とにかく中国が多いという。次いで、アメリカ。そして、日本。
でも、アメリカでなくて、中国だという。それはもう、そういうのがはっきりわかると。
なるほど。

そして、日本における、翻訳家の地位について。
海外に比べ、給料が安いという。それは、いってみれば悠久マダムの職と見なされているところがあって、それで相場が低いらしい。
これは、国が専業主婦を定義してきたことの、一つの犠牲なのかなーとか、帰りの電車で思った。
たとえば、そろそろ廃止されるらしいけど、扶養手当というのは海外にないらしいし。

とまあ、いろんな人と話ができて、楽しかったです。

こんな会が今までなかったのはなぜかと思ったら、やっぱり、インターネットだと思う。
そしてmixi.
本好きが集まって、運営する人まで現れ、ちゃんと回る。
会を作って一年目にして、同じことをやっている人どおしがつながってしまう。

先日、ひさびさにフィリピンにNGOで働いている学生時代からの友人と薪く炭くのメンバーと飲んで、楽しかったけど、そこで、コンピュータの外の話があった。
コンピュータが導入されて、みんな「ゲームをやるようになって」、会話がなくなったということは、そうらしい。働かない人が働かないのは、コンピュータとは関係ない次元の話だが、ゲームの増加と会話の減少がセットになるのは想像がつく。
その話はいいとしても、何度かPC=悪の論調が出てきたときは納得できず、その場は何も言わなかった。

技術の進歩は止められない。これは、真理だと思う。
過去にすがりつくだけでは、時代遅れになって「抵抗勢力」となり、それも一つの役割と思うが、時代が進むにつれ、荷物以外の何者でもなくなってしまう。これも真理だと思う。

だから、コンピュータを危惧する人は、感情とか偏見でなくて、現物の進行しているものを見て欲しいと思う。たとえば、mixiのコミュニティとか。良いニュースは、たとえば、読書会コミュニティの成功など。
悪いニュースは、たぶん、今も行われている思われる、未成年者の、いわゆる出会い系のコミュニティなど。

最後は蛇足でした。

主催者のみなさま、ありがとうございました。
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by taiji_nakao | 2009-12-20 01:50 | 参加したイベント
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