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2010年 02月 11日
Viewerの進化と電子出版について考えてみる(2)
最近、feedlyについていろんな人に宣伝してしまう。
Firefoxを使っていて、グーグルリーダーを使っている人は、おすすめ。

これは便利だ、と。

RSSリーダーなんだけれど、使い勝手がすばらしい。
見やすい。読んだ情報がチェックされていくから、効率的だ。
感覚としては、メーラーでメールをチェックしているのに近い。

ところで、私はHTMLメールが嫌いで、一つには、サンダーバードが画像を読み込まないようにしているから、不格好なのもあるのだけれど、それはフォーマットが変わってくるからだ、ということに気がついた。

メールはシンプルに、文字と改行だけで表示されているのがいい。
装飾はあっても、強調で太字にするくらいまでだ。
そのフォーマットがすきで、プレーンテキストはそうやって表示される。

ところが、HTMLメールときたら、送り手のフォーマットで送ってくる。
それまで、プレーンテキストのフォーマットでスッスッと読んでいたら、そこで止まってしまう。

RSSリーダーもそういうことなんだ、ということに気がつく。
第一に、feedlyのフォーマットは、大抵のブログサイトそのものよりも読みやすい。
たまに、登録している本家サイトの方が見やすいこともあるが、すべて同じフォーマットで読める、ということに読みやすさの理由があったのだ。

feedlyを使っていると、インターネットを閲覧している、という感覚が薄れてくる。
自分でコンテンツを選択した、雑誌に近い感覚だ。
feedlyのコピーにも、「your magazine」とある。

Viewerの進化

インターネットのViewerの進化は3段階あるんじゃないか、と説明してみる。
ここでは、feedlyの例に出すため、インターネットでも特にブログのViewerという観点でみる。

第一段階は、普通のブラウザ。
これは、feedlyのようなブログを読む為に作られたRSSリーダーにはかなわない。
なぜなら、このブラウザでYouTubeだってみるし、Yahoo!検索だってするから、ブログ閲覧のことばかりに構っていればいいわけではない。
したがって、ブログに特化したソフトにはかないっこない。

それで、第二段階は、ブログの閲覧を便利にするRSSリーダー、アドオンということになる。

そのfeedlyは非常に便利だが、どうしてもかなわない相手がいる。
それが、第三段階で、iPadでありKindleである。
PCは、ブログを閲覧する為だけに存在しているわけではない。
メールもチェックするし、文章も打ち込む。だから、ブログを閲覧することに特化したハードウェアには理論的にかなわないのだ。

ハードの筐体そのものに、ふんだんにアフォーダンスを活用し、コンテンツ提供側がそれに合ったフォーマットでデータを送るようになれば、ブラウザでは太刀打ちできなくなる。

電子出版

Kindleが登場すると、電子出版が非常に簡単になる、といわれる。
確かに、今まで出版となると物理的な紙をどうするかという問題があったから、お金もかかるし、出版社に頼らなければならなかった。
それは、きっと電子出版なら楽になるだろう。

ところで、電子出版とは一体何なんだろうか。

自分の書いたものを公開する、という意味でいうなら、ブログを書くということは電子出版ということになる。

私の感覚では、あるフォーマットにまとめて保存して公開する、というのが出版という言葉から来るイメージだ。

実際、exciteではPDF出版という機能があるようだ。使ったことはないが。
表紙があり、目次があり、ページが割り振られている、そんなイメージ。

ところで、ある統一したフォーマットという言葉から、再びfeedlyに戻る。
feedlyはRSSリーダーなので、RSSのフォーマットを読みこんで表示している。

合わせて考えると、RSSを発信する、ということは、電子出版の第一歩なのではないだろうか?

KindleやiPadや、その後続の電子書籍リーダーたちは、コンテンツを独自のフォーマットで送ることを要求するだろう。
実際、ファイル形式の一種としてKindle形式があるらしい。

さて。
このそれぞれのフォーマットが普及する為にはいくつかの条件があるが、単純な話、
1)それを読めるアプリケーションが普及し、読む人がいること
2)そのフォーマットに対して(良質な)コンテンツを供給する人がいること
は必須だ。

そのための、プラットフォーム戦争が今後激化していくんだろう。
で、電子出版とは、2)のようなことをする人たちを指すんだろう。

話を戻ると、この定義を広く捉えると、HTMLを書いてウェブサイトを公開するのも、RSS配信するのも、HTML、RSSというフォーマットに対してコンテンツを供給しているから、電子出版ということになる。

あるいは、書籍の出版を考えても、最終的には電子データになって印刷しているはずで、
それを「フォーマット」といえなくもないから、「電子出版」といえるかもしれない。

この話を続けていくと、私もそうだけれど、HTMLタグをいじったりする人っていうのは、印刷職人の立ち位置で、ウェブディレクターは編集者といえるかもしれない。この辺をもう少し考えてみると面白そうだ。

ウェブ雑誌

有料のメルマガ、というのはいくらか普及してきているらしい。
ホリエモンも始めたようだ。月840円。
ちょっと、躊躇してしまうんですよね。

再度feedlyで、ここでブログを登録して、有料をチェックすると、すでにfeedlyにクレジットカードとかの登録は済んでて、規定の料金が追加されるだけ、とかになると、ほんとにfeedlyは「magazine」になりますね。

おそらく、iPadとかKindleはそうするんだろうけど。
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by taiji_nakao | 2010-02-11 21:55 | ITのこと
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