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2006年 01月 18日
ミスター イカ京
イカ京とは、「いかにも京大生」の略で、世間一般が漫画にイメージするような、スタイルからしたガリ勉のことだが、年々数が減っており、絶滅を心配する声もある。
 
 今日、ネタのイベントサークル、犬の会が開いた「イカ京コンテスト」で見事優勝した、自(?)他ともにイカ京と認める彼を久しぶりに見た。
 松浦あやの振り付けを必死に練習し、同じくコンテストに出場した友人K によれば、「特に何もしていないのに、そのオーラが圧倒的。あれは反則」とのこと。Kは惜しくも準優勝だったのだ。

 彼はいつも、丸めがねをかけ、前かがみで、シャツをズボンにいれ、大きなリュックをしょい、ウエストポーチをしている。
 今日見た感じでは、前かがみ度が深くなったようだ。しかし、かわりはない様子だった。

 実は、彼とは同期であり、一回生の時、農学部でありながら工学部クラス指定の有機化学をとったとき彼がいた。
 そのときからして、すでに目立っていたが、一番印象深いのは彼の声である。どんな場面だったか忘れてしまったが、彼が声を発したとき、そのトーンの高さと、独特のイントネーションとに、教室内にいた男どもは、下を向くか、横を向いて苦笑いするかしたのである。
 慶応大学での講義を、衛星を使うことで京大からもリアルタイムで参加する、という授業があった。そこにも彼はいた。一度、彼が質問したことがあった。相変わらずの声と、やや焦点の外れた質問を聞きながら、京大生一同、いつ終わるのかとひやひやしたのだった。

 だが、彼のような個性的な人物がマイペースで生活できているなら、それは健全なコミュニティの証だと、京大捨てたもんじゃないぞと、彼のパンパンになったリュックを見ながら思った。 
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by taiji_nakao | 2006-01-18 17:26 | エッセイ
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