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2006年 01月 19日
イカ京官
イカ京について書いたので、イカ京官についても触れねばなるまい。イカ京官とは、「いかにも京大教官」の略で、よく言えば、反骨精神旺盛、悪く言えば、中央(東京)へのひがみ、けちつけたがり屋な傾向を持っている。

 まだ、入学したばかりの頃、うちの学科長だった人(当時)が「京大の教官は中央と争うことを趣味にしている人が多いから苦労する」ようなことを言っていたのを覚えている。
 
 あまり教官に会わない生活をしていたからか、特にそのようなことを感じることもなかったが、こないだ、初めて参加したゼミで、その一人に出会った。

 修論のプレ発表で、奈良県大台ケ原の原生林が更新されず、木が生えない状況になりつつある問題を取り上げたものがあった。環境省が仮説を立てて説明しているのだけれど、それをデータとして、定量的に調べた研究がないということで、年輪解析を通して検証を試みる、というものだった。

 これに対し、
「環境省の言ってることを検証する?おもしろくないやん。そんなの意味がない。たてつかんと」
「いや、部分的にはたてついてるんですが」
「全体でたてつかんかったら修論として意味がない」

 えー?? 今まで定量的な研究がなかったら、今回やって検証する。従来の仮説は正しいかもしれないし、間違っているかもしれない。それのどこがダメなの??
 なるほど、これが古き京大の雰囲気のひとつなのか。

 というわけで、今日、勝手に命名させてもらったのでした。

 そんな反骨精神は好きだけど、科学者にとって一番大事なのは論理では?それに今さら・・・
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by taiji_nakao | 2006-01-19 17:28 | エッセイ
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