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2006年 01月 27日
のんだくれ
昨日、近くのお気に入りの店、「ホール&チェーン」で遅い晩御飯を食べていたときの話。

この店は、雰囲気いいし、ご飯おいしいし、店の人も気軽に話せるし、しかも家のすぐそば。

カウンターに座ると、既に出来上がったおじさんと若い男が話している。そのうち、八文字という、木屋町にある、ほんやら洞の甲斐氏が経営してる飲み屋に行ったという話になる。

「私、前あそこで働いていたことがあったんよ」
と店の人。
んで、俺も2年以上前だけど、八文字には行ったことがあったので、話に加わる。

そのうち若い男氏は帰る。
おじさん寂しそう。おじさんをみていると、見るんならこっち来いよ、と。

 そのうち、なあ、話そうよ、というし、後から来た俺の隣のここでバイトしてる女の人の隣には連れの男がいるし、そっちに行った。

 このおっさんは、京大の石田研あたりのことを知っていて、それから、最近京都にやってきた、マツタケ山再生に取り組んでいる吉村氏のことも。
 石田紀郎といえば、環境問題等の活動家として有名な京大教官で、もちろん、俺も知っている。まあ、直接その農薬ゼミとはかかわりはないけど。

 よう知ってるなと思ったら、この人、京大のすぐそばの古本屋の店主らしい。

 そして、そのうち、「資本主義について」語りだした。
まあ、こういう話は嫌いじゃない俺は、かなりマジメに聞いてたけど、これはのんだくれに対する姿勢としては間違ってるな。

 店の人もそう思うのだろう。いや、絡まれてると心配したか。しきりに、おじさん(たまちゃん)の飼ってる猫の話にしようとする。

 たまちゃんは、以前行方不明になった、ごんちゃんの話をしてくれた。

 しかし、そのうち、今度は構造主義についての話になった。曰く、「A=A'=A''」が構造主義の本質らしい。
 俺は構造主義に詳しくないので、よくわからなかった。

 やはり店の人が猫の話しようと言うと、
「ここに一匹の猫がいるとする。その猫の、猫たる存在は構造主義的な・・」

 たまちゃん氏は、3時から飲んでいるらしい。
念のため言うと、昨日は水曜日である。まあ、この際、曜日は関係あるまい。

 前に、大学の図書館のDVDで、確かイタリアの、飲んだくれの映画を見たことがある。
 ホームレスの男が、ある日紳士に大金をもらって、それで、友人に再会したり、踊り子と仲良くなったりするのだが、最終的にそのお金はワインと消え、その男も永遠の眠りについてしまうという、救えない話だ。

 のんだくれは、いつの世にも、どんなところにもいる。
本人も、周囲も大変なのであるが、どうしようもない面もあるのだと思う。
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by taiji_nakao | 2006-01-27 17:33 | エッセイ
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