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2006年 02月 01日
N-326でのひととき
今日でテストもレポートも終わり。(といってもたいした数ではないのだけど)
そして明日からは、友達たち10人以上で四国へ卒業旅行である。(taijiは一年休学している)これは、うきうきな気持ちにならないはずがない

 ところが家に帰ると、そんな気持ちを一転して暗くさせるメールが届いている。

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こんにちは。
仮採点ですが:26点/60点満点、またレポート点はそれぞれ 11/15点 10/15点、出席点 6点なので、総計53点です。
今年卒業予定なら救済措置として、昨日の試験問題と同じ課題で模範解答を作成して提出して下さい。
期限は来週の10日までとします。用紙はNー326まで取りに来てください。
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パルプ紙学は、例年単位をとる人が少ないから、(これは受講者数が少ないこともあるのだが)不安がある人はメールをするように。救済措置を取ります、とテスト前に言われていたので、自信はあったのだが、念のためにメールを送っていたのだ。

ちなみに、テストは昨日。受けた人数は6人くらいだった。

しかし、まさか落ちているとは。なんてこった。あ~あ、やっぱり俺は世の中なめてるよなあ。前日にバイトとかしてる場合じゃないよなあ。でも、あと7点って。。意外に点に辛いな。クラフトパルプについて勉強しとかなきゃって思ってたのになあ。
あ~あ。4回生って書いてるけど、それは事務上の問題で、実質3回生だもん、卒業せんしなあ。

 しかし、1つ落とせば、半年1時間半通い続けなければならないのだ。
こうなったら、ダメもとだ。しかも、明日から四国だ。今日行くしかない。
 研究室に先生はいた。よかった。そして、事情を話すと、まあ座んなさいといわれる。
(この人、話したいんだな)と思った。この研究室に所属している友人によれば、この先生は孤立気味らしい。それに、テストを受けた人数が、学生の評判とみていいだろう。

 一方、実は前のレポートの感想欄に、自分はものづくりに興味があること。農学部は本来、応用学問であり、紙パルプのような産業・社会と結びついた分野にこそ力を注ぐべきだ。といったことを書いていた。もちろん、わっしょいもあるのだが、本心でもある。俺の場合、応用分野として一番意識しているのは、紙パルプではなく、林業であるが。

 そういうこともあるのだろう、何せ、研究室に入ったらすぐ、「君か」と迎えられたもの。

 小一時間は話した。もっとかも。京大、特に農学部の学力、やる気の低下、個性が弱くなっていることについて。教養を持つ人が減ってきていることについて。大学の研究が社会と離れてしまっていることについて。紙パルプの学問も産業と離れてしまっていることについて。そして、俺の進路について。
 文字通り語り合っていた。こういうのは、得意分野である。こんな話を、不可を取りそうになった学生がしていることに大いに疑問を感じながらであるが。
  
 こういうときにありがちな、同じ話を繰り返す、ということにはならなかった。
しかも、帰りがけに、今執筆中の本の原稿まで貸してもらってしまった。

「紙パルプの本ってないですよね」「だから作ってるんだ」「がんばってください」

よかった。これで、心置きなく四国へいける。
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by taiji_nakao | 2006-02-01 20:46 | にっき
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