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2006年 03月 16日
日本を創った人たち
就活で大阪やら東京へよく行くので、電車に乗ることが多く、すると読書時間が増えるということになっている。
今はまっているのが、堺屋太一の「日本を創った12人」

日本独自の国民性、その考え方や価値観などのいわゆるパラダイムをつくることに大きな影響を与えた人物を12人紹介している。
ポイントは、優れた思想家という観点ではなく、「時の人」となって、その行動や考え方が結果として日本人のもっているパラダイムを規定することになった人物という観点で選ばれていることである。






良くも悪くも、後世に与えた影響をちゃんと見ようという姿勢が面白い。
筆者は、日本人の持っているパラダイムが現代に及ぼす負の側面に対して、日常的に触れてきたのだろう、「それはそれですてきなのだけど、、」と分析はなされる。
その辺は、とても共感できる。

例えば、江戸時代の思想家石田梅岩が「ちゃんとイズム」(何事もきっちりと」という考え方、行動規範を広めたことについて。これは日本が精巧な製品の製造に強い一因だが、一方細かいところ全てをちゃんとしないとダメという考え方を生み、コスト高の原因になっているなど。

石田三成の関が原合戦は、「中堅官僚主導の大型プロジェクト」という、一つの形がありなんだと示したとか、光源氏は源氏物語上の仮想の人物だけど、「人の上に立つものは、実務的な能力・知識より、人格・美的センスが重要だ」という考え方の雛形だとか、そんな具合に進む。

もちろん、ここで紹介されている人物がこうしたパラダイムを作りえたのは、一人の力だけでなく、その時代のあらゆる要素がそうさせたのだろう。
しかし、彼自身のパーソナリティーが、日本人のパラダイムの重要な要素を創ったことも間違いないのだ。面白い視点の本である。

* * *

バイト先で、USENの名刺があって、そうそう、USENはライブドアを買収するみたいですね(ここまではまだわからない)と話していたとき、
そうそう、ライブドア株も紙切れだね、、だけど、その紙切れに「堀江貴文」とサインがあるから、それを額に入れ、(俺も時代の激動に参加したのだ)と感傷に浸る人もいるらしい、なんて話をしていた。

彼に共感する人は多いし、今だってたくさんいる。

この本の観点から、現代において、日本人のパラダイムに大きな影響を与えている人物は誰か?といったら、
まずでてくるのは、「堀江貴文」だろう。
この本には、「渋沢栄一」もでてくる。
こないだ説明会に行ったが、東京商工会議所を創った人物だ。
日本型「財界協調主義」というパラダイムを創ったと紹介されているが、まさにホリエモンはここにチャレンジし続けた。

その結果はどうなるのか??
それは歴史が証明するのだろうけど、いまみんなそこを見たい。
彼がまた、飄々とした顔してビジネスを始め、成功して、前と同じようなことをいい続けていられるなら、日本人のパラダイムが、ホリエモンによってまた新たなものになっていったと言えそうだ。
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by taiji_nakao | 2006-03-16 17:12 | 考え事
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