2006年 05月 13日
日本の林業を経済的に何とかしたいということを学び、仕事にしている人はマイノリティである。今までは、そのようなトピックを議論するためには、学会とかそういうシンポジウムに行かなければならかったし、もちろん行っても自分と興味関心が近い人に会えるとは限らなかった。
それが、大学に入って2チャンネルを知って、そこに「林業」というカテゴリがあって、そこでは面白い議論もあるのを知る。なにせ、普段杉良(山仕事サークル)の中でさえ、限られた人としかできないようなことが本気で論じられていた。これは、面白い。 ただ、よく言われるように2ちゃんねるにはノイズが多すぎる。 「あぽーん」とかいう文字通りのノイズや、「氏ね」などいうコメントをいちいちスクロールするのは時間の無駄だ。 そして、最近、mixiのコミュニティのパワーを知る。 そこには、例えば、「森林再生」に800人以上、「近くの木で家をつくる」でも80人いて、トピックごとに熱く議論をしている。そう、これはあの2ちゃねるで、「いいな」と思った、現状や関心を共有する人たちの議論である。。 恐るべし、mixi加入数40万(もっと増えてる?)はだてじゃない。 そして、もっと嬉しい驚きがあった。 こないだから、今僕の考えていること専用のサイトを作ったが、これの同じ趣旨のコミュニティを昨日mixiに作った。 そうしたら、まず初めてとなる仲間ができた。 ぜひ、一緒にやりましょう、とメールが。凛空間 代表取締役の小柴さんである。 (こうやって、さらっと紹介できるところが、ブログの最大の強み) 京都の同志社の院生からもメールが来た。 近いうちに会えるだろう。もしかしたら、明日会えるかもしれない。 そして、あれだけマニアックで敷居の高い書き方にもかかわらず、わずか一日でコミュニティのメンバー数は10人となった。。北は北海道の人もいる。 旧来なら、ここにたどり着くまでものすごくかかったであろう時間は、猛烈に短縮されつつある。 * * * 大雑把にいって、世界は精神世界と物質世界で構成されていて、これらは本質的に等価だと思うのだけど、この見えにくい個々人、あるいはグループ、組織の精神世界はどんどんネットで共有されている。 本を読み、世界観に触れるのは多くの人が楽しいと思うことだけど、これは、その世界観が共有されている、ということだろう。 そういう、精神世界がより広がって、それも楽しい。 でも、やっぱり、リアルなこと。 山行って、木を伐って、馬鹿話して、弁当をおいしく食べて、ちょっと手間かけた料理なんか作ってみたり、ご馳走になったり、自分たちで焼いた炭でバーベキューしたり、音楽聴いたり、・・・ それを、自然に、楽しみたい。 でも、今それを実現するのは、ほんとにむつかしい。 社会をめぐる状況は、ほんとにむつかしい。 だから、素敵なせかいをめざして、 このブログでは、 ●しゃべり好きなtaijiの考えをまとめ・発信・対話 (リアルでは、できるだけ、人の話を聞こう! ○たくさんの素敵な人・取り組みを結ぶ (リアルでは、できるだけ、人の話を聞こう! ●取り組みや考えを整理する (リアルでは、できるだけ、人の話を聞こう! そして、たくさんの共感できる人とつながろう。。 * * * バーチャルを介して、リアルがどんどん、加速していく。 おいてかれないようにしなければ (*) nakao taiji が卒業するためには、卒論の10単位は必須です。
by taiji_nakao
| 2006-05-13 12:07
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