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2006年 05月 16日
「お菓子の家」の考察
小柴さんのブログで、
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今、地球にいる「にんげん」は、ちょっと違う方向に進んできてしまっているんじゃない?地球という限定されたシステム(環境)の中で、経済の拡大を目指す国が多いけど、それって正しいの??今、先進国にいる大多数のにんげんは、薄々「それ」を感じ始めているのではないでしょうか?

私はこの背景にある何かをとことん追求してみたいと思っています。新しい光というのでしょうか?経済拡大には、持続可能性が有りません。株投資も、貿易も、ゼロサムゲームと言われています。経済拡大ではない新しいあり方、持続可能な社会のあり方は何なのだろう?そんな事を最近、毎日考え続けています。
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という投稿があり、そこで私も書き込んで、次のようなやり取りがありました。

■ご紹介ありがとうございます

単純に考えて、世界中のみんなが日本レベルの経済成長を遂げたら、どう考えたって、資源が足りないですよねというのはわかるのに、世の中のシステム全ては成長することを前提にしてある。。
以前、こんな寓話を書いたことがありますが、この「おかし(お菓子)な家」から出ないことには始まりませんね、
たいじ (2006-05-14 18:12:06)

■つけたし

しかし、私たちは「お菓子」なしでは生きていけないように見えます。
この寓話からは、「おかしな枠組みで考えている限り、おかしな家の崩壊を待つのみである」ということまでしかいえず、その先は見えないですね。。
むずかしいもんだいです・・
たいじ (2006-05-15 10:13:35)

■お菓子自体は悪くない

寓話、私も拝見しました。

その上で上記の「つけたし」を読んで、私は二十数年前に観た映画「ブッシュマン」のストーリーを思い出しました。
(映画の内容については割愛させていただきます)

あの映画で西洋人によって投げ捨てられた「コーラの空き瓶」を巡る騒動・顛末と仰られる「おかし」が、私の中ではダブって感じられました。

結局はモノの存在自体が問題なのではなくて、「人間次第」ということ。
その存在を否定し、無くそうと戦うのではなく自分たちの在り方を変えて行くしかないんだと思います。
しのはら(しのP) (2006-05-15 18:43:42)

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ちょっと私の考えていることが伝わっていなかったようなので、そして自分の中でも整理されていなかったようなので、まとめてみました。

この寓話は、そもそも気候変動が不確定で、「近年雲の量が増えているのだけれど、科学者はその理由を知るすべがない」という記事を読んだとき、不安げな様子で空を仰ぐ科学者を、最後の天井を仰ぐのび太に重ねるところから作ったのですが、まあよいとして。。

このまま、世界中の国々が先進国並みに資源を消費するようになったら、地球は枯渇する=お菓子の教会は崩壊する、というのは自明でしょう。
資源は有限であり、全ての国が経済成長を目指す完全なゼロサムゲームに身を投じるしかない世界というのは、このお菓子な教会にいるのび太たちと非常に似ています。

しかし、このまま行けばまずいとうすうす気づいても、すぐにこの教会を出ればいいと言うことにはならない。なぜなら、お菓子を食べることはやめられない=エネルギーを消費する生活はやめられないだろうから。すぐに教会を出ろというのは、今の生活を捨てろと言う、非現実的な自然回帰主義の考え方だろう。というのが、私の「つけたし」のコメントでいいたかったことで、こうしてみると、しのPさんと近い主張な気がします。

「ブッシュマン」は見たことがないですが、コメントから推測するに、しのPさんのいいたいことは、ブンメイが作り上げたもの=悪、自然に近い原住民の生活=善 というステレオタイプな考えはつまらないよ、ということでしょう。

では、このお菓子な教会にいる私たちはどうしたらいいのか?
という問題になります。
このアナロジーでは、このあたりで限界な気がします。

ただ、
「強欲に食べ続ければ間違いなく崩壊する」ということと、

「すでにあるお菓子を、みんなで早い者勝ちで食べ続けている
という現状認識では解決し得ない」、ということはわかります。

二番目は結構重要で、いろいろな前提を当たり前と思っている現状認識=パラダイムを転換しない限り、解決策が見つかりようがない、ということです。

ちょっと、こじつけなところがありますが、
お菓子の教会の中だけの視点でなくて、その外から見る、とか、
どうやってそもそもお菓子が作られたのかを調べる、とか
そういうことが必要なんでしょう。。

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ところで、偶然なのですが、お菓子なが、おかしなとひっかかって、
この寓話、けっこう使えるかもしれません。
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by taiji_nakao | 2006-05-16 01:50 | 考え事
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