2005年 02月 14日
今日は、マネジメントに関する話を書きます。
私がマネジメントという概念を知ったのはちょうど2年前です。それ以前は、「そんなのいらない」と思っている口でした。 そのとき、所属している団体の引継ぎがあったのですが、引き継がれる側と、引継ぐ側で、「できる、できない論」的な、とにかくつらい雰囲気になり、お互い、ケンカのような態度になってしまいました。 ほんとにしんどかった。 みんな、この団体に対して熱い思いがあるのに、それが返ってあだになってしまう・・想いだけではダメなんだ。とうのを心のそこから思ったのです。 でちょうど、その先輩に組織論やらを勉強している人がいて、その辺の影響を受けて、そうした本を読むようになります。 初めて読んだのが、「問題解決ファシリテーター」この当時出版されたばかりでしたが、取り寄せて買いました。 良書だと思います。初めて読んだマネジメントの本がこれだったのは、幸運だと思っています。先日、2つ下の後輩がこの本をみんなで回し読みしているんだといっていて、それで、回ってこないといっていたので、貸すんですが、なんかうれしい。 さて、それから「本を読んで判った気になるワナ」も経験しつつ、2年が経過しました。 本もたくさん読みましたが、最近思うのは、マネジメントとは、社会を経営という視点から見た学問の総体であって、それは無限の広がりがあるということです。 まあ、そんなわけで自分はいつもその一部にいるに過ぎないと思うのですが、特にミーティングに関してはいろいろ考えるところがあるので、書こうと思います。 ** いきなりですが、僕はミーティングはアートになりうると思っています。 いかにいい雰囲気の中で、意見を引き出し、やる気をおこし、結果を出せるような方針を決められるか? 非常に難しいですが、やはり、理想に近いな、っていうミーティングになるときもあります。 (これは、当然ながら参加者のモチベーション、レベルによるところ大なのですが・・) ** 多くの人は、ミーティングを必要悪だと思っています。 実際それは一面だと思います。 何のためかといえば、イベントの企画なら、その当日とか、終わったあと、つまり結果なんだというのはわかります。 でも、そのためにいつも面白くもなんともないミーティングを重ねるのはしんどくないですか? お金のためでない、市民活動ならなおさらです。 結果だけでなく、そのプロセスも大切ではないかと。 ** もっと、抽象的な話にします。 人生って、プロセスですよね。 生を受けてから、死ぬまでのプロセス。 死んだときにいくつの勲章をもらったかっていう、「結果」のために生きている っていう側面もあるでしょう。 でも、それが全てじゃあない。やっぱり、大切なのはプロセスじゃないかと。 まあ、そう思うわけです。 ** そう考えてたときに、やっぱりミーティングというプロセスを大事にしようって気に なりませんかね。 (つづく)
by taiji_nakao
| 2005-02-14 22:37
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