2007年 11月 29日
先日、京都に遊びに行ったとき、ひょんなことから野食計画の打ち合わせに参加してきました。
このプロジェクトは、野食、山菜・きのこから、バッタなどの昆虫、さらにはシカなどの一般に食されていないものにスポットを当てたプロジェクトで、京都のNPO法人のKGCが主催している。 このプロジェクトの存在を知ったときから、すぐに共感して、一度リーダーの学生に会ったことがありました。そのときは、せみを食べた後で(てんぷらで。まあ、カリカリして、味はあまりないいるらしい)、その話をしたら、みんなその話題によくのってくる、といっていた。せみは、日本全国たくさんいることだし、とってぱりぱり食べる、なんてなったら、なんか楽しい社会だと思う。 このときは、昆虫料理研究家の内山氏から提供された、はちのこやらタガメのチリソースやら、イナゴの佃煮、カイコの幼虫と、それからシカ肉の煮物を頂きました。イナゴの佃煮は普通に好きです。ちなみに、研究会のメンバが作った佃煮もありました。佃煮にすると、それほど大きく外れることもなく食すことができるようです。今度、自分でも試してみよう、と思った。 専門家として、キノコ・山菜にとっても詳しい東くん(学科の後輩で、杉良(サークル)で知っていた)や、それから、クワガタの養殖を仕事としている平山さんの知識は半端でなく、聞いていてとても面白い。それから、どうやったらビジネスにできるか、というテーマでブレーンストーミングをして、これは楽しかった。 ところで、今回、自分の中に、ジレンマがあることを意識するようになった。 もっと、気軽に山に入って、山にある魅力を、どんどん味わって欲しい。 ほんと、「環境問題云々」もいいけれど、山入って、気持ちよくって、おいしいものが取れて、自分で料理して、火焚いて(焚かなくてもいいけど)。なんか、そういう楽しみがもっと身近にあって欲しい。と思う。 一方で、なんとかして、山村が自立、特に経済的に自立できるようになって欲しい。 そのためには、なんらかの収入。食べ物は、有効です。あと、観光。もし、野食の何かがいいぞーなんてなると、どかどか入ってきて、取るだけ文字通り根こそぎもってく、なんてことになりかねない。それは、困る。 だからといって、これまた、「ちゃんと生産されたものを買いましょう」なんていいたくない。 ** 山林の所有の問題は、やっかいです。 第一に、一般的に山は公共のもの、と思われている。 第二に、山に興味のある所有者は、当然、自分のものという意識が高い。 第三に、山に興味の薄い所有者は自分の山がどこか分からない。 何かしらのところが調整してくれないと難しいですね。 話は変わりますが、まず、リサイクル法を何とかして欲しいです。。。。 やまはごみばこではありません・・・・
by taiji_nakao
| 2007-11-29 20:53
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