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2005年 02月 25日
あくまでも理想を追求する
全ての側面の主張する目的を認めたら、次にすること。
それは、全ての目的を達成できる手段を考えること。これは、難しい。非常に困難だ。不可能かもしれない。しかし、それでも、「全ての側面の目的を達成する方法はないか?」と探求し続けること。これが、絶対に必要である。

 こんなことを言えば大抵の人は、
「お前は理想を語ってるだけだ。現実を知らない。」とか、「そんな夢物語はいいから」
とあざ笑う。

 それでも、堂々と胸を張って笑顔で理想を語り続けなければならない。
 本気で、「全ての側面を、まず認める」とはそういうことである。

 一昨日のエントリーの例を出します。

 環境問題を解決したい、そして、車社会を見直そうという切り口で対策を考えているとします。そこで、下のような趣旨の話があったとします。
**
 「環境問題は切実だ」

でも、

「彼女をドライブに誘いたい。だって、JRじゃ雰囲気出せない」
っていう人を、どうしてあたまから否定できる?

「あんたの気持ちわかるよ。そりゃあ、そうだよね。」
って受け入れないことには始まらないです。
**

この場合、「全ての側面の目的を達成する方法はないか?」と探求し続けるとは、
「CO2排出量を抑え」かつ「2人でドライブを楽しむような雰囲気を演出する方法はないか?」
と考えることです。

 もっと掘り下げて、「ドライブのどんな雰囲気を求めているのか?」という目的を追求する。
ドライブは手段に過ぎない。

 このスタンスでの追求を続ければ、両者を達成する方法は必ず見つかるでしょう。

 
では、それをしないで、
「デート?そんな悠長なこといってられる場合じゃないだろ。問題外」
と言い出す人がいて、

 「いや、この二つを両立させる道はあります」
という声が小さくなり、しぼんで消えてしまったらどうなるでしょう。

  車使うのダメです。やめましょう

 的なキャンペーンをすることになりますね。それで果たして効果があるのか?


 その種の安易な取り組みの失敗例は世の中にあふれています。

 人間がさまざまな側面を持っているということを認めていないから。

□ □
 現実的にはほとんどの場合、全ての側面の目的を100%達成するのは無理である。
そして、この場合は妥協するしかない。
 そういう意味で、「お前は夢を語ってるだけだ」という意見は正しい。

 しかし、妥協するときは
「私は妥協した。このままでは終わらない。きっと、全ての目的を達成できる手段を見つけ、実行する」
という信念を持ち続ける必要がある。

 そうでなかったら、妥協された側面を強調する人に対して失礼である。
「あなたの言うことが大切なことはわかってるよ。でも、現実的には難しいんだ。今回は勘弁してね。でも、それがうまくいくような方法を一緒に考えていきましょう」
っていう態度をとるべきだ。

□ □
 しかし、おそらくいつになっても全ての目的が完全に達成される日は来ないだろう。

 最初に挙げた問題が全て解決しても、また新しい問題が出てくるだろう。

 だからといって、やってることが無駄なんじゃない。
 前よりは確実に改善されているのだ。

 その理想を求める作業は、永遠に続くプロセス。(プロセス参考

 めんどくさくて、そんなんいやじゃ。と言うのは、現実逃避だろう。
 
 

 
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by taiji_nakao | 2005-02-25 00:20 | 考え事
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