カテゴリ:エッセイ( 37 )
2005年 07月 31日
昼下がり
今日は昼から、近くの喫茶店に行って、4時間くらい粘る。
いろんな人が来て、お店の人と世間話をしている。

「医者を志望して10年、仕事始まって最初は覚えることが目標で行くけど、さて慣れてくると、このままでいいんだろうかって思う」
「若いときは、そうでもなかったけど、東京も浅草とかがいいね。」
「銀座だって、ちょっとそれれば、長屋が続いたいい雰囲気のところよ」
「三条の神社で、氏子の集まるお祭りがあってね・・」
「あいつは、来週院試だって。理学部は早いんだねえ」

 盗んでないけど、すぐ隣ですから。

 
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by taiji_nakao | 2005-07-31 01:36 | エッセイ
2005年 07月 26日
sento
 久しぶりに銭湯へ。すぐ近くの百万遍北西、東山湯は市内どこ行っても同じ料金の中でも、レベルが高い(?)方かと。他をあんまり知らないのですが。

 午前零時半。結構混んでいる。「夏はシャワーで十分」と、思わない人は多いってこと。

 ここには、薬草湯と電気風呂、あと深めと浅く(やや)広めの4つの風呂がこの順にあって、あとサウナ、水風呂がある。
 ぬるいということもあって、まず薬草湯に入っていると、
 前の前の深め湯で上下に運動している人が。その腰の動きが妖しくって、そのうちどうしても水の中にもう一人いるようにしか見えなくなってきて・・ 目が合うと彼も止まる。。

 電気風呂は、長いこと「食わず嫌い」だったが、最近はけっこう入る。肩こりに効く。

 もっと近くなって、彼を見てしまうと、さすがに、彼も恥ずかしそうに出る。なんだか悪いことしたかな。とか思いつつ、電気にしびれて、両肩がじわじわ反っていく自分もかなり怪しい。

 家で十分汗をかいていても、せっかくだからとサウナへ。

サウナ、水風呂、サウナ、水風呂、電気風呂・・、サウナ、水風呂 
身軽になった気分で出る。

 ここで飲む、ビンのコーヒー牛乳が最高!!

 ヘタに早く服を着て汗まみれになるのを警戒しつつ、熱を冷ます。

 素っ裸で、なにやらポーズをとっている人。太極拳とかそういう感じだ。いい体している。
あんまり違和感がなかった。

 1時10分前に駆け込みで入ってくる人2人。すれ違いで出ると、そとはあづい。
サウナより水気が多くて重たい。



 こうして生まれてから22年目の一日が終わった。
(これからは、もっとこまめに更新する、予定です、、)
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by taiji_nakao | 2005-07-26 02:29 | エッセイ
2005年 03月 15日
梨の木神社
今の私の部屋の水道水は、毎日使っていても、最初は麦茶色で、そうでなくても鉄分が豊富なです。飲むと、なんだか味がするし、飲む気になれないこともあって、週に二回ほど梨の木神社に水汲みに行っています。

 平日だとそれほどでもなのですが、運悪く(計算せずにいると)、けっこう人が並んでいます。

 こういうときはできるだけ、汲んでる人を見ないようにしています。私は、4リットル入る、焼酎のペットボトル(*自分で飲んだものではない)と1リットル入る、プラスチック製の水筒に入れますが、前の人が終わったらすぐに(水は蛇口から出てくる)無駄に流さずに4リットルのペットボトルに水を入れていき、終わる前に1リットルの容器を持ち、ほとんど間をいれずに入れていくのです。

 平日来る人は、大体慣れているので、この辺の動作は素早い人が多いのですが、休日に来る人は、前の人が終わってから、容器を取り出す、なんてことをする人もいるのです。
 次のペットボトルに移るときも、無駄に時間をかける人。

 見てるといらいらします。しょうがないので、そのとなりの木の葉なんかを見てます。まったく、平日にこりゃあ、こんな思いしないで済むのに、、と考えながら。

**

 挨拶はしたり、しなかったりですが、やっぱり、お互いスムーズに挨拶したときは気持ちいいですね。 一度、ここは夜6時半なんですが、ぎりぎりに来て、1リットルしか汲めなかったとき、前に来てた人と、

「ここって何時までですか?」
「そろそろですよ」
「あっ、ちょうど今止まりました」
「私の少しあげましょうか」
「家、すぐそばなんでいいです」

と話したときは、その人との相性もあるのでしょうが、気持ちよかったですね。

 こないだは、わざわざ、列から離れたところにいて、私が入ってから5分ほどそこにいたままで、いきなり、「私並んでましたから」と、割り込む形で入ってきたときは、そうなんだろうけど、
なんだか、わざわざ人を不快な思いにさせるのを楽しんでるようで、いやですね。

**

 朝早いといいですね。6時に、犬を連れたおっちゃんが、栓を開けに行きます。

 6時半になると、ちかくの、おじちゃん、おばあちゃんたちが集まってきて、ラジオ体操がすぐ横で始まります。

 最近、こんな時間に行ってないですが。。

 梨の木神社も、時間ごとに、違ったひとびとが違った絵を映し出します。
 
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by taiji_nakao | 2005-03-15 01:24 | エッセイ
2005年 03月 03日
死体
 今日、生まれて初めて、死体を見て、触れた。

 友人が発見し、偶然そこへ居合わせた私は、見ないでおこうと思っていたが、警察が来る前に、怖いもの見たさに、見に行った。

 そこは、壊れかけの家の一室で、ソファーの上に彼は寝転んでいた。

 その部屋には、厳然とした空気があった。


 まだ、死んでいるかどうかを確認したわけではないという。

 私は恐る恐る、手首の脈があるあたりに、2本の指を添えた。

 硬かった。冷たいというよりは、温かくなかった。(後から気づいたことだが、これは久しぶりの「人と触れた」機会だった。)

 彼は、やはり死んでいた。

 その部屋には、厳然とした空気があった。

 私は、手を合わせ、魂が安らかになれますようにと、冥福を祈った。

 毛布をろくにかけていない。襟も開いている。

 どういう事情かは知る由もないが、寒いとか、そういうことはどうでも良くなっているような心境だったのではないか。寒さをしのごうともがくなら、まだ手段はあるように思う。それとも、病気などによって、精神が欲しても、体が動かなかったのか。

 しかし、彼の、、やせ細り、ぼろぼろの歯をした口ではあったが、その姿は、厭世的なものではなく、やはり、厳然として、、そこにあった。

 **

 その部屋を出て、友人のいる辺りに戻ったとき、ちょうど警官が到着した。

「こんにちは」という挨拶は無視された。

まあ、そういうもんかな。

世界中におそらくたくさんある、路上の死の一つを偶然見た日。

それを見たのは、何かの「縁」なのだろう。

私は彼の冥福を祈るばかりである。
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by taiji_nakao | 2005-03-03 23:16 | エッセイ
2005年 02月 25日
互いが望まずして顔見知りになってしまうこと
今日は一休み。

 最近、家のすぐそばで高校生らしき男と女のカップルがよく話し込んでいる。
男はスキンヘッドでヤンキー風である。
男は女に限りなく近づいている。女の背は壁。家に行くためには50%の確率で通るので、厄介である。
しかも、このカップル、愛情表現が激しい。口調はいつもケンカ腰である。

 今日は凄かった。

 ヒステリーな「何でそうなこと言うん?」という声が鳴り響く。部屋からよく聞こえる。
半径50M圏内の住民はみんな聞いている。別に聞きたくもないのだが。

 口調からするに、男がちょっとドライな面を見せたのだろう。女はきっともっと夢に酔いたいのだ。(これら全くの推測)ちょっと家を出て、戻ってきたらいなかったので、ふう~帰ったかと思ったら、うちのアパートの入り口にいる。

 そういや、前に入り口(道路から、直接階段に上るようになっている)に座っていたカップルを思い出した。
「じゃあね」と別れた女、その帰り行く先からして、なんとこのアパートか、隣のアパートに住んでいるみたいだ・・

 しかも、「明日も同じようにね」って、おい。やめてくれ。
そして、女は高校生ではない。私(今21歳)と同じくらいの声である・・・

 ・・・そういうことね。以前、宮部みゆきの小説で、主人公の高校生と水商売のお姉ちゃんの恋愛があって、おじいちゃんがそれをやめるようにと入っていったストーリーを思い出す。状況はかなり似ているようだ。この女、男の純粋さに夢を見ているのだろう。

 その無理がすでに現れてきているようだ
・・今後、さらに荒れそうである・・

なんか今、自分楽しんでるな。 

なんだかんだ言っても、やっぱりシアワセそうであり、うらやましくもある。

ったく。

□ □ □
 
 全く関係ないですが、今日発見した、珍道具事典、やばいです。

 立ち読みしない方がいいです。

 次々と襲ってくる笑いをこらえられず、「クッ、クッ、クック・・」という音が漏れ出し、怪しい人になれること必死です。

 白川通り沿いのがけ書房で見つけて、思わず一冊買いました。

 これ、おすすめ。最高。
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by taiji_nakao | 2005-02-25 22:28 | エッセイ
2005年 02月 16日
間違い電話
 事務のお手伝いをしている、京都・森と住まいの百年の会(京都府産の木材を使った家作りを進めていこうという、林業家・製材所・市場・設計士などの集まり)関連で、人に会う約束があって、でもその時間を早めたくて携帯に電話したときのこと。

 メールで何度かやり取りしただけで会ったことはなかった。そして、林業関係の院生だったので、下の名前はチェックしていなかったが、これは男だろうと思っていた。

 ところが、電話に出たのは女の子。しかも、声からするに、ちょっと背の低い、かわいい、今風の女の子って感じ。

 こりゃあ間違えたかと思う。「~さんですか?」と聞いても、なんの反応もないというより、
(自分は~だが、あんたは誰?)という雰囲気。

ここで、ミスをする。やっぱり動揺していたか。
杉良の中尾ですが」

相手は困惑している感じ。そして、切る。

 しまった!「百年の会」と言わないとダメだった。とそこで気づき、
もう一度電話するが、明らかに意図的に切られる。

 むむむ。しかし、仕方あるまい。女の子なら、そのくらいの用心はするのだろう。

 メールで何度かやり取りしていたので、油断していた。
まだ、会ったことはないのだ。もう少し、心して電話するべきであった。

 ちょっとへこむ。彼女の中では、僕は怪しげで、なぜか名前と所属を知っている男でしかないのだ。

 こう疑われてはしょうがない。これ以上電話しても、ますます状況を悪化させるだけだ。

 携帯のメールアドレス、パソコンに送られてたっけなあ。なければ、当初の時間通りに会うしかない。

**

 パソコンのメールをチェックすると・・
ああ、携帯アドレスないや・・ところで、あれ、・・やっぱり男やん!!

番号間違ってたとかは・・ 最後の一桁違うやん・・!!

□ □ □

 この瞬間から、なんだか「彼女」に対する苛立ちが生まれてくる。
それまでは、今日会わないといけない、会がお世話になる人って捉えてたからだろう。

 それに、(むさい)男かと思っていたら、実はかわいい女の子と会えることになってうれしい、
ってのもあったんだろうな。

 それはいい。でも、なんで、一言、

  「間違ってません?」

 って、言ってくれないんだ?おかげで、ちょっと憂鬱になったし。

 いくら、わけわからん男からの突然の電話でも、相手は困惑してるんだから、
(例えそれが演技の可能性があっても)
なんかあっていいじゃないか。それを、いきなり切って、再び電話しても切るってのは、
ちょっとあんまりじゃないか。

 もし、彼女が偶然にも苗字が一致していたのなら、まだ、わかるが。
(それでも、名前違いじゃないですかって、言ってくれればいい)

 これが「携帯文化」なるものなら、悲しい世の中だなあ。

**
 まあ、番号メモるの間違えるなよ!っていう話でもある。

 いつだか、
「携帯で間違え電話とかあり得んよね」
って自分で言ってた気もする。


 あり得ます。
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by taiji_nakao | 2005-02-16 22:11 | エッセイ
2005年 02月 15日
土曜日
出町柳近くでの休日の1コマ。観察日1月8日(土)

 人が来るのか怪しい、レンタサイクルのおっちゃん、僕を見て「いらっしゃい」と声をかけるも、店に入ったと思ったら、すぐにどこか行ってしまう。

 ウェストポーチをしたお父さん、トイレを利用しに来る。やれやれって、いう空気がある。なんだかなごやかな土曜日の朝。トイレから出て、叡電へ。家族へ向かって、ちょっと気合。

 おじいちゃん、おばあちゃんを連れたお母さんとその娘2人。並んでるタクシーの前から2番目に乗ろうとする。後ろのドライバーが、「前に取れるだろ」「でも狭くて」(そして、乗ろうとして)やっぱり無理で、元のタクシーにがんばって乗る。その間に前のタクシーに別の客が乗る。
 乗るのが遅いから?クラクション。

 通りかがりの客を見ていて、前に詰めるのを忘れると、後ろからすかさずクラクション。

 その後、ドライバー3人がなにやら話している。少しもめているような、でもそれほど本気でないような。何かに文句を言っているようでもあるが、みんなに余裕が感じられる。

 トイレを見ていて思う。雨どいってかっこ悪い。

 その隣にある「府民の森」は、自転車が入れないように、きゅうきゅうと柵で囲まれ、申し訳なさげに3本くらいの植木があるだけ。

 出町には何度来たのかわらないのに、こんな場所があることを知った日。

 でも、それ以来、あんまり街歩きしてないなあ。
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by taiji_nakao | 2005-02-15 23:35 | エッセイ