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2010年 02月 27日
カラスマ大学のカラスの授業に参加する
京都カラスマ大学は、先生と教室をコーディネートして、街中でいろいろな授業を展開している、とてもユニークな活動で、今日、初めて参加。
生涯学習の形としては理想的なんじゃないかな、と思う。

参加者も、文字通り老若男女。

場所は、このブログでも何度か出てくるmocomococafe

今日のテーマは、「カラス」で、先生は、カラスを30年研究してきたという中村さん。

御所に近いので、実際に外を歩く時間もあり、たっぷりカラスについて学ぶ。

まず、カラスの種としては、「ハシボソ」と「ハシブト」がある。
クチバシの違いに特徴がある。
鳴き声の澄んでいる方がハシボソで、澱んでいるのがハシブトということで、外で何度か聞いたけど、これは最後まで結局わからなかった。

そして、「家持ち」と家なしがあるという。
カラスは、巣立ち後、いったん集団に属するという。そして、つがいの相手を見つけて、巣づくりができれば家持ちとなる。

人間社会と近いところがあって、おもしろい。

そして、カラスの特徴として頭がいい、というところがあるのだけれど、それは、子育てに時間をかけているところに一因があるらしい。

例えば、雀は3月に生まれて育った雛が成長して、8月には卵を産むことが可能なのにたいして、
カラスは、ちょうど今の時期に営巣して、(たぶん、3月ごろに卵を産んで)、外に出るのは早くても半年、最長一年は巣にいるということ。

だから、余裕がある。

後天的な形質という話で、後で聞いた話で面白かったのは、猫へのいたずらを教える、ということ。
親のカラスが猫に後ろから近づいてしっぽをつついていたずらする様子を、少し離れたと、安全なところから、
子供に見せている様子を見たことがあって、それはまるで、「猫はこの位やっても大丈夫だからね」と教えているようだったそうで。
猫だけでなくて、イヌとか、蛇とかでも同じケースに遭遇したことがあるそうで。

鳥であるカラスには、猫を恐れるという本能があると考えられるから、それを後天的に克服させている、考えられ、カラス恐るべしである。

頭の良さという点では、観察力が特にすごい、ということ。
何度か、中村さんは雛を巣からとってきて、観察して返す、ということをしたことがあるそうで、その時には、顔面にマスクをし、普段は着ない服を着ていたにも関わらず、記憶されたようで、
その後、その巣の普通に近くを歩いていたら、その親のカラスがやってきて電線の上から威嚇的に鳴いてきたという。

姿・形を高いところから観察して、識別できているということになる。

もう少しお話を聞くと、巣持ちカラスはだいたい半径500メートルくらいを自分の縄張りとしていて、基本的にその範囲で暮らしているという。そして、その中のことを熟知している。
中村さんの比喩では、小さな子供の部屋の細かいところまで熟知している母親のような感覚で、その縄張りをみている、ということらしい。

だから、大人のカラスを捕らえるには、網を仕掛けてその上にエサをおき、カラスがその上に着たら捕まえる、ということをするらしいのだけれど、その場合には、カラスが自分の巣に戻らず集団のねぐらに行った日を狙って、仕掛けて、朝カラスが帰ってくる前にわなを監視する場所に行かなければならないという。

カラスが、その場所にいるときは、自分のテリトリー内のちょっとの変化にも、カラスが気づくからだと。

面白い話がたくさんで、カラスに対するまなざしが変わりそうです。

中村先生のサイト
カラスをめぐる冒険
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by taiji_nakao | 2010-02-27 22:08 | 参加したイベント
2010年 02月 20日
京都ディベートの会に参加する
今日は、昨年の暮れに入江さんにお会いしたつながりで、京都ディベートの会に参加してきました。

正直、ディベートに対するイメージには、「一方の立場から相手をやりこめる」という負の面もあったのですが、想像以上によかったです。

今回は、京都ディベートの会バージョンで、30分の短いとっつきやすいものでしたが、これは非常に面白かったです。ディベート、これ、かなりいいですね。
学生にも、ビジネスマンにも、研修として、かなり有効と思いました。

隔月で活動しているようなので、これからも参加しようと思います。

京都ディベートの会


以下、メモ。

*肯定側・否定側のどちらに立つかわからないので、両方の視点で物事をみる習慣が身につく。
*上記の理由から、自分が考えているのと反対の立場に立たざるを得ないことがある。このとき、「自分自身の感情」と「ロジック」を分離することが否応なく要求される。これは、議論における基本-そして日本人に多くかけているもの、人格と意見を別ものとして捉えることの習慣づけに役立つ。
*説得の対象が、相手(否定側または肯定側)でなくて、観衆(ジャッジ)である、というのが深い。現実では、なかなかそういうシーンに出会いにくい。論争の直接の相手を説得するのがほとんど。
*テーマは、肯定側が、「新しいアクションをすべし」と提示し、否定側は、今のままでよいという保守的な立場から否定する、というものになる。そして、それらをやりとりを観衆、ジャッジがどちらが説得力があるか判断する。
この時、判断基準は、その具体的なアクションを取ることに同意するかどうか、という視点でみる。
このとき、テーマが具体的なアクションであり、観衆を説得する、という構図になる。これは、あらゆる実社会で、ことに政策、あるいはビジネスの現場で求められていることであり、他者を説得する機会の乏しい学生生活ないし、友人関係からは経験しにくいものとなる。
*途中にでてくる、「質問」が非常に難しい。これも普段はなかなか体得できないスキルだが、交渉の際にはかなり有効。実際にやってみて、全然ダメだった。
*全体の流れを追うことが重要になり、直前の主張に気を取られないようにすることが肝要。
*評価の「害悪」(問題の重要性)、「プラン」(の実施可能性)、「メリット」というフレームワークはよくできていると思った。
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by taiji_nakao | 2010-02-20 23:51 | 参加したイベント
2010年 02月 20日
スポーツ選手とマスコミと
家にテレビがないから、大臣まで便乗発言をしていたのは知らなかった。
スノーボード選手のこと。

少し話を聞くに、もう、批判をしてるマスコミは対象のことは別にどうでもいいと考えてるんだろうなって思っていた。

並外れたエネルギーと情熱を注ぎ、創意工夫して、そうやって活躍しているとか、そういうことはどうでもいいんでしょう。単に、「公人」の「不祥事」を探し出して、叩く。

例えば、今思ったのですが、「マスコミ栄誉賞」とかつくって、応募してもらえばいい。
中身はいらないから、ある程度褒め称えておいてから、揚げ足取って、叩く。
もう、それだけですね。
あ、それ、すでにやってるか。

そんなくだらない揚げ足取りで、現実を生きてる人たちの邪魔をしないで欲しい。

この件で、フリーペパーScrapの編集長の加藤隆生氏の記事に共感しました。
スノーボーダーの服装についての見解

これを読んで、そういえば大舞台の本番前にあんなにされてたんですよね。
そんな状況なら、大臣は、「見守ってあげましょう」とか言う立場だと思うのですが・・

日本人には個性がない、とか、嘆かれることが多い。
マスコミをみていると、「個性がない!!個性がない!!」
と言いながら、頭をだしてくると、グーにして全力で殴りつけているようだ。

モグラたたきのように、出てくる瞬間に叩きながら、「個性がない!!!もっと自分を出して!」
とか言っているようで。

寛容さがない。あるいは、対象へのまなざし。或いは、愛とか情熱。それがあったら、批判することがあっても全然違うと思う。

まるでロボットみたいに揚げ足取りしている。

精華大学で日本語リテラシーという、つまり作文の授業をやっている知り合いは、この頃の学生はみんな「空気を読むことに疲れている」と書いてくると言う。

マスコミに限らず、そんな時代の空気ができているんだろうか。

そんなの、嫌だよなあ。

寛容さというのは、当たり前だけど、受け入れる側にちょっと負担がある。
その瞬間は。
大事なのは、その対象が、それまでにコミットしてきたことを想えるか、かもしれない。

とか、書いている自分もまだまだですが。
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by taiji_nakao | 2010-02-20 08:34 | エッセイ
2010年 02月 11日
Viewerの進化と電子出版について考えてみる(2)
最近、feedlyについていろんな人に宣伝してしまう。
Firefoxを使っていて、グーグルリーダーを使っている人は、おすすめ。

これは便利だ、と。

RSSリーダーなんだけれど、使い勝手がすばらしい。
見やすい。読んだ情報がチェックされていくから、効率的だ。
感覚としては、メーラーでメールをチェックしているのに近い。

ところで、私はHTMLメールが嫌いで、一つには、サンダーバードが画像を読み込まないようにしているから、不格好なのもあるのだけれど、それはフォーマットが変わってくるからだ、ということに気がついた。

メールはシンプルに、文字と改行だけで表示されているのがいい。
装飾はあっても、強調で太字にするくらいまでだ。
そのフォーマットがすきで、プレーンテキストはそうやって表示される。

ところが、HTMLメールときたら、送り手のフォーマットで送ってくる。
それまで、プレーンテキストのフォーマットでスッスッと読んでいたら、そこで止まってしまう。

RSSリーダーもそういうことなんだ、ということに気がつく。
第一に、feedlyのフォーマットは、大抵のブログサイトそのものよりも読みやすい。
たまに、登録している本家サイトの方が見やすいこともあるが、すべて同じフォーマットで読める、ということに読みやすさの理由があったのだ。

feedlyを使っていると、インターネットを閲覧している、という感覚が薄れてくる。
自分でコンテンツを選択した、雑誌に近い感覚だ。
feedlyのコピーにも、「your magazine」とある。

Viewerの進化

インターネットのViewerの進化は3段階あるんじゃないか、と説明してみる。
ここでは、feedlyの例に出すため、インターネットでも特にブログのViewerという観点でみる。

第一段階は、普通のブラウザ。
これは、feedlyのようなブログを読む為に作られたRSSリーダーにはかなわない。
なぜなら、このブラウザでYouTubeだってみるし、Yahoo!検索だってするから、ブログ閲覧のことばかりに構っていればいいわけではない。
したがって、ブログに特化したソフトにはかないっこない。

それで、第二段階は、ブログの閲覧を便利にするRSSリーダー、アドオンということになる。

そのfeedlyは非常に便利だが、どうしてもかなわない相手がいる。
それが、第三段階で、iPadでありKindleである。
PCは、ブログを閲覧する為だけに存在しているわけではない。
メールもチェックするし、文章も打ち込む。だから、ブログを閲覧することに特化したハードウェアには理論的にかなわないのだ。

ハードの筐体そのものに、ふんだんにアフォーダンスを活用し、コンテンツ提供側がそれに合ったフォーマットでデータを送るようになれば、ブラウザでは太刀打ちできなくなる。

電子出版

Kindleが登場すると、電子出版が非常に簡単になる、といわれる。
確かに、今まで出版となると物理的な紙をどうするかという問題があったから、お金もかかるし、出版社に頼らなければならなかった。
それは、きっと電子出版なら楽になるだろう。

ところで、電子出版とは一体何なんだろうか。

自分の書いたものを公開する、という意味でいうなら、ブログを書くということは電子出版ということになる。

私の感覚では、あるフォーマットにまとめて保存して公開する、というのが出版という言葉から来るイメージだ。

実際、exciteではPDF出版という機能があるようだ。使ったことはないが。
表紙があり、目次があり、ページが割り振られている、そんなイメージ。

ところで、ある統一したフォーマットという言葉から、再びfeedlyに戻る。
feedlyはRSSリーダーなので、RSSのフォーマットを読みこんで表示している。

合わせて考えると、RSSを発信する、ということは、電子出版の第一歩なのではないだろうか?

KindleやiPadや、その後続の電子書籍リーダーたちは、コンテンツを独自のフォーマットで送ることを要求するだろう。
実際、ファイル形式の一種としてKindle形式があるらしい。

さて。
このそれぞれのフォーマットが普及する為にはいくつかの条件があるが、単純な話、
1)それを読めるアプリケーションが普及し、読む人がいること
2)そのフォーマットに対して(良質な)コンテンツを供給する人がいること
は必須だ。

そのための、プラットフォーム戦争が今後激化していくんだろう。
で、電子出版とは、2)のようなことをする人たちを指すんだろう。

話を戻ると、この定義を広く捉えると、HTMLを書いてウェブサイトを公開するのも、RSS配信するのも、HTML、RSSというフォーマットに対してコンテンツを供給しているから、電子出版ということになる。

あるいは、書籍の出版を考えても、最終的には電子データになって印刷しているはずで、
それを「フォーマット」といえなくもないから、「電子出版」といえるかもしれない。

この話を続けていくと、私もそうだけれど、HTMLタグをいじったりする人っていうのは、印刷職人の立ち位置で、ウェブディレクターは編集者といえるかもしれない。この辺をもう少し考えてみると面白そうだ。

ウェブ雑誌

有料のメルマガ、というのはいくらか普及してきているらしい。
ホリエモンも始めたようだ。月840円。
ちょっと、躊躇してしまうんですよね。

再度feedlyで、ここでブログを登録して、有料をチェックすると、すでにfeedlyにクレジットカードとかの登録は済んでて、規定の料金が追加されるだけ、とかになると、ほんとにfeedlyは「magazine」になりますね。

おそらく、iPadとかKindleはそうするんだろうけど。
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by taiji_nakao | 2010-02-11 21:55 | ITのこと