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2010年 05月 09日
最近読んだ本201005
読んだ本で、記憶にあるor本が近くにあるものを書いてみる。

「ムナーリのことば」
「なぜデザインなのか」という本を読んで、阿部雅世というデザイナーが、いいなあと思った。
とても共感して、ブログはRSSに登録。その人が訳したという理由で購入。
本の内容は半分くらいうなずいて、4割くらい理解。

「裸でも生きる」
山口さん、ものすごいエネルギーですね。
同世代として負けてられん、(いや、かなわないですけど・・)と思ったりさせられます。
大阪のマザーハウスに行ったときの第一印象は、デザインがすばらしい。
彼女は、デザイナーとしてのセンスに優れているんだなあ、と思いました。
で、その周辺にはほかにも雑貨屋さんがいっぱいあって、あれこれ入っていると、ちょっと飽きてきます。
大雑把に言うと、だいたい雰囲気は一緒です。
微妙に、違うわけで、そこは好みがあるにしても。
そうなると、その裏にどういう「物語」があるか、ということになって。
その時思ったのは、「デザイン、センスさえもコモディティになっていく」ということで。。。
その点、物語でいえば、マザーハウスは最強でしょう。
ちょっと、ずれてる見方かな。

「魔王」
伊坂幸太郎は、文庫本はおそらく完全制覇。あえて、ハードカバーには手を出さないことにします。
節約、ということで。魔王は、重くて、なかなか進まなかったです。
彼も、考えられずにはいられない人なんだろうな、と推測。
私もそうなのだけれど。
大学時代、サークルの後輩が代表をしていて、そのミーティングに私もオブザーバで参加したとき、彼は「自分がこのサークルにいる必然性がない理由」を、活動する目的から演繹的に説明していたことこがあって、メンバーはポカンとしており、「えー、」「まあまあ」「ちょっと・・」という反応で。
で、その後私は、「確かにこのサークルにいる必然性はないけれど、したいことは、ここでもできるのでは?」という話を、その意見を肯定するところからじっくり話しことがあり。その時思ったのは、まあ、私にもそういう傾向があるのですが、考えずにはいられない、という人種がいるということ。そして、その人種の人は、そうでない傾向の人を理解できないときがある、とういうことも。
伊坂さんも、その傾向のひとなんだなあ、と改めて実感。(そうでない人のことは理解されていると思いますけど。一応補足)
日本でファシズムが出てきたとして、その時に、宮沢賢治の詩を持ってくる、という設定は唸る。

「魚の国の案内」
まだ、読み途中。魚のお話。面白い。魚は20年とか生きるとか、知らなかった。
うなぎは、50年生きるとか、知ってました?
そんな「魚の国」のことが面白い。

「現代霊性論」
内田樹と、宗教学者の釈徹宗の対談。
現代の霊性について論じる。
面白かった。現在、占いがはやっていることと、宗教の関係など。
「今日は外出すべきでない」って占いにあったから大学を休みます、という生徒がいて、これなんか現代版「方違え」でしょ、なんていう話とか、面白い。葬式についての話とか。
根深いところで、強く行動を規定しているのであって、なんでもあり、なんて思っていない、というところとか。
なるほど、と思うし、宗教的な点から自由なことがすばらしいわけでもないし、そういう現実でもないでしょ、という話は説得力あり。

「iCon Steve Jobs」
アップル創始者、スティーブジョブズについて。
けっこう、そのまま書いている感。彼は、相当な「キチガイ」であるようで。
親は自分で育てずに、里親に出され、そのことに悩んでいたのに、最初に生まれた自分の子供を認知しないとか。おそらくは、本書は事実を書いているんだと思われ。
才能と、狂った感性と。大成功は、大きな賭けの結果である、ということなんだと思う。
でも、本書では、ジョブズは成長している、というような書き方もある。
それもそうなんだろうなと。
しかし、アップルは、ちょっと独占と行き過ぎの感があり、個人的にはマイクロソフトの今後の方が応援したいのですが・・(とか言いつつ、本日アイフォン購入ですが)
閑話休題

しかし、彼のもとでは働きたくないな、と思いますね。

それにしても、スティーブジョブズのスピーチは秀逸です。
そして、本書の内容と照らすと、ははん、こう表現するのね、とところどころ思います。

「限界の思考」
宮台真司・北田
これは月一で参加しているゼミで扱った本。
読み込んでいく中で、たくさんの学びがありました。
まあ、小難しく、いろいろな出典を出してきて、「どうだ?あんたらも勉強しなよ」という内容なんですが。

ひとつだけ。
最後に、宮台真司は政治家がどうあるべきかみたいなことを書いています。
そして、実際に民主党なんかでは、そういう活動をしているらしい。
とても頭がいいし、かれの分析はかなり的を得ている、と思った。
ただし、違うだろ、あなたの領域は。と思った。社会学者は、政治学、というか、政治家がどうあるべきか、を研究しているわけではない。社会は、どう成り立っているのか。それは、先人たちは、どう分析してきたのか。それを自分はどう捕らえているか。ゼミで、なるほど、面白いなあと思うのは、あらゆることは、大抵考えられている、といこと。たとえば、コーチングの教えは、おそらくハイデガーの考えとかなり重複しているように思える。しかしながら、社会学者、宮台氏のメインはどこはわかないけど、政治じゃないでしょ。と。そんな人物の話を政治家がありがたがって聞いているとしたら、それも悲しいな、と。社会学の理論と蓄積から、現代の政治、あるいは社会のあり方に対して、論じ、もう少し抽象レベルの高い段階から、しかし、実務に携わる人に影響力を持って発信する、という姿が望ましいのでは。とか。しかし、社会学という分野自体が、相当落ちてしまっているようである、ということも知る。

「富の未来」
アルビン・トフラー
「第三の波」も読み途中だけれど、「農業化の波」「工業化の波」「情報化の波」という三つの波はたしかにそのように機能しているように思われる。そして、工業化の波にうまく適応した日本は、それに成功したが故に、第三の波に乗れていないということ。そして、それは、今、危機的状況であるということ。
それから、「ただ飯」という表現で、いろいろ便利になったが、消費者がやるべきことも増えている、という話は面白いと思う。

BtoCと、BtoBと絡めると面白いと思う。
BtoCの筆頭、グーグル。無料。だけど、設定だのは全部自分でする。
BotBだと、そうではない。営業担当がいて、しっかり対応してくれる。担当が替わったら、前の担当と一緒に来てくれて、ちゃんと引き継いでくれる。電話したら、きっちり対応してくれる。
でも、料金は、BtoCに比べて、びっくりするくらい高い。世の中は、大まかにBtoC的になっているのだけけれど、有料では「コンシェルジェ」的に、なんでも聞いてくれる、というのはやはり需要もでてきそうで。このあたりは突き詰めると面白そう。

ただし、まだ、上巻も読み途中。

「1Q84」
Book3。いわずと知れた、村上春樹。

ブログの書評を見ていると、そんあとこまで考えるんだ、と思ったりする。
3巻も村上春樹ワールドで、それが好きな人は好きだと思う。
3日くらいで読んでしまった自分もその一員だと思う。

でもなんというか、答えを出した、というのなら、この答えは、正直、だから何?
と思わなくもない。

三巻の主人公、牛島さん、最期は哀れですね。
ていうか、「組織」なら、別部隊も同時に動かすだろとか思いつつ。

「鹿男あにおし」
万城目学

面白かった。現代における、「神話」?になる可能性もあるなかな?とちょっと思ったので、
無理があるのが承知で、そう、主張してみる。

神話には、当然、多くの人を魅了する普遍性とか、ある種の魅力があったんだろうけど、しかし、一面を突き詰めれば、「大ヒット曲」ということになるのではないか、と。
それじゃあ、ムラカミハルキは神話になるのかといわれれば、いや、なるのでは。
もう少し、現実にある土地とリンクすれば。
たとえば、主人公がおりた高速道路の階段、がちゃんと特定されたら、そこは聖地になるやもしれない。
そこに、ある種の、その階段が聖地であることに利害関係を持つ組織があったりしたら、まさに聖地たり、一定の人が訪れるかもしれないし、万、という単位の人が毎年訪れれば、それは神話となり、それが、「口伝え」=口コミで広がれば、それはまさに神話たるのではないだろうか、と。

鹿男あにおしも、そういう文脈でみれたり、しないかなー、と。無理がある??

「ロゼッタストーン解読」
ずいぶん、時間をかけつつ。読了
シャンポリオンさんのドラマ。

正しい主張が、すぐに採用されるわけではない、という物語。
この本を読む限りでは、「どうしてほかの人は理解できないの」という疑問が残りますが。
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by taiji_nakao | 2010-05-09 01:32 | お勧めの本
2010年 05月 05日
島根と鳥取
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夜行バスで、出雲市に7時着。
出雲大社-松江 (泊)
松江-安来・足立美術館-鳥取(泊)
三徳山-浦富海岸-鳥取(泊)
鳥取砂丘-智頭

島根・鳥取を動きまわって、思ったのは、山陰って、とても魅力的で、コンテンツが豊富なこと。
島根・鳥取の海がこんなにきれいだとは知らなかった。
山も、新緑がきれい。

魚料理はもちろん美味しくて、温泉もたくさんある。
歴史もあって、たくさんの物語の舞台があって。

それから、芸術というものは、お金持ちが支えているものなのだ、ということを実感。
手銭記念館、足立美術館、石谷家。

足立美術館とか、あの庭のスケールが違いすぎます。
智頭の石谷家の、惜しむことなく銘木が使われているのを、地元のガイドの方が、「この部屋にも一切節がないでしょう」と説明する。「このつくりの工事は、大正8年から昭和5年までかかりました」・・・


少し残念に思ったのは、出雲大社付近はもう少し、地元の魅力が味わえる場所がもっと整備されていてほしいなと思った。

手銭記念館、案内が不親切だし、GWだというのに、誰も人がいなかった。
最初は受付の人もいなかった・・・

でも、中身は充実していると思った。布施名焼っていいなと思った。
神無月に集まってきた神様が、また戻るときに出発するという、今もある「神立橋」の、
名前が書かれた柱の一部も展示されている。
ストーリーとしても面白いし、それがちゃんと受け継がれているということが、世界に誇る財産だと思うのだけれど。
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by taiji_nakao | 2010-05-05 20:06 | にっき
2010年 05月 01日
犬と銭湯と探偵ナイトスクープ
ブログ更新が滞ってました。

最近、近所の知り合いができました。
先週、人工林の放棄林の問題に関心があって、そういう活動をしていこうっていうところに興味を持つ方と、人づてで出会う。家はなんと、徒歩10分圏内。

昨日、電車の中でばったり、また別の方で、近くに引っ越したと聞いていたけれど、こちらは3分圏内でした。
なかなかご近所の知り合いがいなかったので、とてもうれしい。

なんだか、最近、もやもやしていたけど、まずはえいやーで、今日の夜発の夜行バスを予約。
島根・鳥取。旅行は、夏以来。ほとんど決まってないけど、楽しんでこれそう。


金曜日は、近い方の銭湯が休みなので、もうひとつ離れた銭湯へ行くのが、最近のパターン。
こちらの銭湯は、まず外壁に、年中、クリスマスに飾ってあるような電飾がチカチカしている。
露天風呂でも、見上げると、ここでも赤・青、黄・緑がチカチカしていて、上はマンションで、視界に入る空は狭く、なんとなくアジアンな香りがする。

そして、正直どうかと思うが、受付と休憩のスペースに犬と猫がいる。
その犬と猫と一緒に、推定平均年齢70代の4,5人がテレビを観ている。

風呂を出て、ちょっと熱さましに、牛乳を飲みながら、そこに加わる。
金曜日の12時前、探偵ナイトスクープがやっていて、ついついみてしまう。
テレビとの付き合いは、このくらいがちょうどいい。

金曜日のこの習慣は続けてしまいそう。
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by taiji_nakao | 2010-05-01 11:53 | エッセイ