2009年 02月 04日
先週の土・日と、美山町の里山舎さんの味噌作りワークショップに参加してきました。
もう、書きたいことが多すぎて、収拾がつきません。 当日の詳しい様子は、たくさんの写真つきでとてもわかりやすい説明が、 くろねことさんちゃんさんの記事にありますので、そちらをご覧ください。 美味しかった。 味噌。昨年作った(熟成に一年かかる)味噌を使った味噌汁、銀杏ごはん、干したシカ肉を小さく切って、スープにしたり、ステーキにしたり。 ナンや、ピザを薪ストーブで焼いたり。 豆腐を、里山舎の料理町自家製の味噌とコッチジャン味のサラダ・・・ とっても、美味しかった。 美味しい食べ物と、美味しいお酒。 やっぱり、これがいちばんです。 そして、火。 自分で作ること。 薪く炭くKYOTOで、薪炭マップをつくろう、ということで美山町で、薪や炭を扱っている(ストーブなど含む)お店をインタビューしようということで、このイベントに参加しながら、取材もしようということになっていたこともあって、取材ということでお話もたっぷりとお聞きしました。 (取材のことでは、里山舎のみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございました。) 聞くだけじゃなくて、たくさん、しゃべっていました。 いろいろなことを聞き、話、そして考えました。 象徴的だったのは料理長の方が話していたことで、 お味噌を買うなら、原料をチェックして、「丸豆」(丸大豆)とかいてあるものを選びように。それ以外は、絞りかすから作られているから。絞りかすでも美味しく感じられるように、いろいろな科学調味料を使っているのだから。 というお話。 いかに大量生産において効率化を進めるかということを進化させ、それを突き詰めれば、原料コストも当然圧力がかかって、それを安く調達できる手段がみつかると、いかに「らしく」見せるかという技術を磨き・・・ という方向に「進化」してきた結果なんでしょう。 あるいは、いかに話題を取れるかとか、いかに見た目がきれいになるかとか、いかに保存期間が長くなるか、とか。 それらを全部否定するつもりはないけれど、味噌にしろ、魚にしろ、野菜にしろ、ちゃんとしたものを食べることが贅沢になって、普通に暮らしていると、手に入りにくくなってきているようです。 皮肉です。ものがない時代は、物が足りないがゆえに手に入れることが困難であったが、物が溢れているのに、ちゃんとしたものはなかなか手に入らないとは。 美山町にはそうした本物が多く残っている、その日の言葉でいうと「凄み」があると。 そして、一切金具を使わない、という徹底してこだわった伝統工法で建てた宿で、薪ストーブの炎もある中で、その本物を味わってもらおう。と。 とても、素敵なところでした。 スタッフのみなさま、ありがとうございました。
by taiji_nakao
| 2009-02-04 23:01
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