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2005年 03月 21日
広告雑感(Ⅱ)
最近、更新のペースが鈍くなってきてしまいました。
いろいろなところに手を出し、大切なところに手が回りきっていない、そんな感触が残る生活と関係するかもしれません。

 前回は、広告一般の雑感を書き連ねましたが、今回は、自分が関わっている、いわゆる運動における広告について書きます。運動というと、ちょっとコワイ感じですが、ようするに、今の社会に問題意識を持っていて、それを少しずつでも変えようとしている、ということです。
運動はあまり僕のイメージとマッチしないので、今回は活動と書きます。

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 それで、広告に誤解があります。「目立つ広告」=3U(うざい、うるさい、うっとうしい) と捉えている人が多いですね。

 実際、そういう広告は多いです。ある有名なCMを手がけているプランナーが、「今の時代は商品とは関係のないことを考えるのが重要なぽんとだ」と言っていたという話を人から聞いたことがありますが、こういうことですね。

 つまり、前回のエントリーに沿って言えば、コミュニケーションの中身がないわけです。とにかく、騒いだり、ものめずらしいさを演出する。あるいは、商品の中身はないイメージを作り出す。

 こうした広告ばかり見ていると、「目立つ」=3U

という思考経路ができてしまう。

 だから、広報戦略を考えるとき、
内容重視 伝えたいことを書く =「目立たない」 か 「目立つ」=3U 
の二元論になってしまいます。

 実際、単純に二択でどってにしようとはいかなくても、多くの市民団体ではこうした議論をしていると思います。

 しかし、これはあくまで一面に過ぎず、実際には、この両立は可能です。しかも、両立だからこそ、可能ともいえます。それは、

「目立つ」=斬新 =今まで忘れがちだったメッセージが(わかりやすく)ある

という側面があるからです。当然といえば、当然なのですが。
広告代理店も企業もそんなことわかってるよ。って人は多いと思います。
「でも、そのメッセージが(コンテンツが)ないんだよ」
ということでしょう。

 しかし、活動をやってる人にはあるはずです。

「はず」
 ここで、言うと、ない人もたくさんいます。それは、まず目的が存在していて、それを問うことなくそのために活動している人と、「運動に参加している」というそのことが目的化している人です。そこでは、「なぜ自分たちはこうしているのか?何が大切なことなのか?」という問いかけがありません。

 その理由を、同じ団体の人、あるいは同じ業種の人と共有できるのはあたりまえ。でもその殻にこもればそこでおしまい。現実は、そう動いていないですからね。現実には、様々な側面をもった人がごったになってあるわですから。

 「なぜ重要か?」それを、その広告媒体を見る人に理解してもらうこと。
これが、活動における広告です。
(広告媒体によって、見る人も違います。「広告コピー概論」 植条則夫 の広告戦略は、何を伝えるか=「クリエイティブ戦略」 と 何を通して伝えるか=「メディア戦略」 に分けられるとするを参考に、今回は「クリエイティブ戦略」にスポットを当てます)

 このなぜ?と問うことが大切です。その答えがないものは、する必要がない。
(この表現は正確ではなく、その答えはいつも追求し続けるものでもあると思います)

広告的に言うと、なぜ?という問いの答えがあるということはつまり、メッセージがあるということであり、それが社会的にまだ広く認知されていなければ、斬新さがあるということなのです。
 
 ここで、上で(わかりやすく)ある と書きましたが、
ここ、つまりデザイン力・発信力です。これが重要です。

 活動において、成功するためには、

 *情熱 *必然性(なぜ?の答え) *専門的知識

が重要であることはもちろんですが、

 *マネジメント *発信力・デザイン力

も、「同じくらい」重要なのです。

 特に、現在のように情報があふれている社会では、くだらないことで多い尽くされています。
いくら、いいこと、社会的に意味のあることを真剣に取り組んでいても、発信力がないと、埋もれてしまいます。つまり、くだらないことと同一視され、それなりの支援しか得られないのです。

 
 また、まとまりのない文になってしまいました。

 結論としては、

 なぜ?という問いを追求している = メッセージがある

(「目立つ」というか、「響く」広告の条件)

+ デザイン力 発信力

→ 斬新 目立つ

→ 多くの人にくだらない情報のなかから見分けられ、伝わる
→ 活動の輪が広がる
→ 世の中少しはよくなってく

と思うわけです。

 しかし、日本のデザインはもっとよくなって欲しいですね。

オランダの地方公共団体のロゴを見たとき、カッコいいと思いました。

カッコいいなんていうと、それだけで違和感を持つ人がいそうですが、
見ていて、気持ちいいじゃないですか。

すがすがしい。また、見たい。

そんなロゴが、必要最低限だけある世の中になって欲しいです。



 






 
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by taiji_nakao | 2005-03-21 06:16 | 就活
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